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これまた先日、あるメジャーリーガーの引退報道がありました。


そう、野茂英雄投手。


いろんなところで色んな報道がされてるし、
プロ野球界からも、また、今や当たり前となった
”日本人メジャーリーガー”の方々からもコメントが出てるので、
今までの彼の功績に再びスポットが当たってます。


でも、
改めて思うのは、やっぱり彼の決断。


今回彼の引退コメントで、
「悔いが残る...」
とありました。


まず、彼の憧れであったＭＬＢに行ったのは
「悔いを残さないため。」
であったと思います。

当時の所属球団との確執から、その時期が早まったとはいえ、
遅かれ早かれ渡米していたでしょう。



あの頃の日本球界の雰囲気を覚えてますか？


彼を個人的に知る選手からは
激励とその勇気に対する賞賛の言葉があり、

また一方では、
当時の所属球団監督や一部評論家からは、
激しい批判（なんてものじゃなかったけど）がありました。


「失敗するに決まってる。」
「無礼にもほどがある。」


お偉方からは、

「尻尾を巻いて帰ってくるに決まってる。」
「頭を下げて謝れ！」

なんてのが、連日当たり前のように新聞に書かれてました。



いまさらですが、彼の功績は”最初の人”だったこと。


物事を最初に正しく行う時に使う例えに
”氷を水に変える。”
ということを思いだします。



０℃の氷を１℃の水に変えるエネルギーと
１℃の水を２℃の水に上昇させるエネルギーの違い。


彼を思う時、氷を溶かすエネルギーを感じづにはいられません。


間違いなく、彼はプロ野球・ＭＬＢの歴史の一部になったんだな～と。



私事ですが、
９年前に、たまたま本屋さんで見つけたこの月刊誌の定期購読者でした。




それ以来（１９９９・１１月号）、毎月欠かさず購入していたのですが、
今年６月をもって、不定期雑誌になりました。


ネット社会になり、一つの役目を終えたということなんでしょうね。



やっぱり野茂はドジャーブルーがよく似合う。